イタリアで開催されるF1グランプリの魅力

イタリアのF1グランプリが行われる会場は、イタリア北部にある都市に建てられたモンツァサーキットです。コースの全長は5.793kmで11コーナーの53周となっています。モンツァサーキットは赤で埋め尽くされているのが特徴で、フェラーリマニアのティフォシがフェラーリカラーに身を包み、レース終了後にコースになだれ込みコースが真っ赤な海となるため、フェラーリの聖地と呼ばれています。コースの内容は、ロングストレートが4本で大きなコーナーが少ないコースになっていますが、ヘアピンカーブが何か所あるため、超高速からの急ブレーキ、そして超加速の繰り返しのためタイヤへの負荷が大きいコースです。観客としては、スピードと急ブレーキ時のタイヤの摩擦音はハイテンションになること間違いなしです。

イタリアで開催されるF1グランプリの歴史について

モンツァサーキットの設立は1922年で、イタリア(ミラノ)のオートモービル・クラブによって100日間で造られたことで有名です。フランスグランプリやアメリカグランプリに次いで世界で3番目に歴史があるサーキットで、1950年発足のF1世界選手権が行われるようになり、1980年の不開催以来は1年も欠かさず開催されています。平均速度が速いコースでオーバルコースが複合していたため、1961年に不運なトラブルがあったりとたくさんのドライバーが命を落としてきて、色んな改善策を講じたり安全性を高める議論が行われ、オーバルコースの使用はなくなりました。その一方で、F1の高速バトルを期待するファンからは楽しみにされているサーキットです。ここ数年は日本人のF1ドライバーが不在になっていますが、それでも観客として楽しめる人気のグランプリです。

イタリアのF1グランプリ開催地の観光スポットの紹介

どうせ行くなら観光もしないと損です。そこで、サーキット周辺の観光スポットを紹介します。まず、サーキットがあるモンツァ公園はヨーロッパで最大級の公園で、サーキット以外にも乗馬やゴルフ、サイクリングが出来る施設もあり、家族でも楽しめる公園になっています。モンツァ駅は北イタリア最古の駅で、利用者は多くて常に賑わっており、ライトアップされた姿はとても幻想的です。モンツァ旧市街にはモンツァ大聖堂があり、歴史にふれることが出来ます。ミラノの観光スポットは、有名なドゥオーモです。ミラノ大聖堂で500年かけて建てられた繊細な彫刻が特徴のゴシック教会です。このように、イタリアには他にもたくさん教会や城、美術館といった世界的に有名な建築物がたくさん立っているので圧倒されます。F1グランプリでイタリアに来た際は少し観光もして満喫して下さい。